本サイトの記事や画像は、AIが公的資料や複数の報道を基に事実関係を整理・再構成し制作したものです。[続きを表示]特定の報道内容や表現を再利用・要約することを目的としたものではありません。ただし、誤りや不確定な情報が含まれる可能性がありますので、参考の一助としてご覧いただき、実際の判断は公的資料や各出典元の原文をご確認ください。[私たちの取り組み]
NTTとJAXAは4月15日、低軌道衛星MIMO技術と衛星センシング技術の軌道上実証実験を開始したと発表した。実証には、JAXAの革新的衛星技術実証4号機に搭載された低軌道衛星MIMO/IoT伝送装置「LEOMI」を活用し、軌道上での定常運用に移行した上で、MIMO方式による信号処理が想定どおり行われることを確認したという。今後1年間にわたり、衛星MIMO/IoTの実証を進める。
LEOMIでMIMO信号処理を確認
LEOMIは、革新的衛星技術実証4号機の小型実証衛星4号機「RAISE-4」に搭載された。RAISE-4は2025年12月14日に打ち上げられており、今回の実験は打ち上げ後の軌道上フェーズに入った形だ。
低軌道衛星を使った通信では、観測データの高精細化や利用拡大に伴って、衛星と地上の間で扱うデータ量の増加が課題になっている。MIMOは同じ周波数帯で複数の信号をやり取りして周波数利用効率と伝送容量を高める方式で、NTTとJAXAはこの考え方を低軌道衛星と地上局の間の通信に適用する。今回、まず軌道上で信号処理の成立を確かめたことで、大容量化に向けた第一段階が動き出した。
920MHz帯衛星IoT基盤へ実証本格化
NTTは2023年2月のニュースリリースで、「衛星MIMO技術を活用した920MHz帯衛星IoTプラットフォームの軌道上実証」を実施すると発表していた。計画の柱としていたのは、低軌道衛星から地上基地局への伝送容量を高める衛星MIMO技術と、LPWA端末の収容を可能にする衛星センシング技術の2つだ。
当初はイプシロン6号機の打ち上げ失敗で実証機会を失い、4号機で再挑戦を果たした経緯がある。再挑戦ではMIMO関連技術に加え、LPWA端末の軌道上技術や920/860MHz帯の干渉波解析技術も追加されており、今回の開始で計画は準備段階から実運用に近い検証段階へ進んだ。
今回の実証は、衛星と地上局の通信容量拡大と、地上通信網が届きにくい地域でも使える省電力IoT端末の収容を同時に狙う取り組みだ。まずMIMO信号処理の確認まで進んだことで、今後1年間の検証では、低軌道衛星を使った大容量通信と広域センシング基盤の技術確立が焦点となる。
