トルコ・アンカラで最大野党CHP本部に催涙弾突入、裁判所判断で指導部排除

トルコ警察、最大野党CHP本部に突入 党首解任判断で政治危機深まる

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AP通信やロイター、CHP公式発信などによると、トルコ警察は5月24日、最大野党・共和人民党(CHP)のアンカラ本部に強制突入し、裁判所判断で退任扱いとなったオズギュル・オゼル氏ら現指導部側の排除を進めた。現場では催涙弾が使われ、AP通信はゴム弾の使用も伝えている。アンカラの控訴審裁判所は21日、2023年のCHP党大会を無効と判断し、同大会で選ばれたオゼル体制を退けていた。

本部籠城の強制排除へ

CHPは同日、党本部への警察突入があったことを公式に発信し、オゼル氏が支持者に連帯と抗議を呼びかけたと明らかにした。排除後もオゼル氏は支持者とともに議会方面へ向かい、演説を通じて政治闘争を続ける姿勢を示した。

CHPは同日、党本部への警察突入があったことを公式に発信し、オゼル氏が支持者に連帯と抗議を呼びかけたと明らかにした。排除後もオゼル氏は建物外で支持者を前に演説し、政治闘争を続ける姿勢を示した。

司法判断が揺さぶる最大野党

争点の起点は、2023年11月のCHP党大会でオゼル氏が党首に選ばれた手続きの有効性にある。この党大会では、同年の大統領選後も党首にとどまっていた前党首ケマル・クルチダルオール氏がオゼル氏に敗れ、CHPの指導部が交代した。これに対し、代議員への買収や利益供与、圧力があったとする疑惑をめぐって法廷闘争が続き、アンカラの控訴審裁判所は21日、党大会そのものを無効と判断した。CHP側は疑惑を否定しており、野党側からは司法を通じた政治介入だとの批判も出ている。

裁判所判断は、オゼル氏を選んだ党大会を無効にすることで、同大会を根拠に成立した現指導部の正統性を取り消す内容だった。このため、前党首クルチダルオール氏と旧執行部への差し戻しが命じられた。今後の焦点は、CHP側の上訴手続き、党代表権や執行権限の実務上の扱い、抗議行動が全国規模に広がるかに移る。

参考・出典

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