国民民主が「中選挙区連記制」構想 衆院選制度見直し案を公表
国民民主党が3日、衆院選の仕組みを見直す独自案を公表した。定数465人の衆院を、小選挙区と比例代表で選ぶ現行制度の枠組みは維持しつつ、選挙区の在り方を「中選挙区連記制」に改める構想だ。多党化した政治の中で、有権者の多様な選好をどう国会に届けるかという問いに正面から向き合い、人口減少に応じて議員数も縮小する筋道をあわせて示した点に特徴がある。
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国民民主党が3日、衆院選の仕組みを見直す独自案を公表した。定数465人の衆院を、小選挙区と比例代表で選ぶ現行制度の枠組みは維持しつつ、選挙区の在り方を「中選挙区連記制」に改める構想だ。多党化した政治の中で、有権者の多様な選好をどう国会に届けるかという問いに正面から向き合い、人口減少に応じて議員数も縮小する筋道をあわせて示した点に特徴がある。
愛知県豊田市の元市職員で探偵業の男(43)が、市役所勤務中に業務端末から市民の個人情報を引き出し、副業の顧客に渡していたとして、3日に愛知県警に逮捕された。容疑は地方公務員法が定める守秘義務違反だ。照会は数十人分に及び、約70人の顧客からの報酬は3000万円超とみられる。副業と公務の境界があいまいなままなら、住民はどこまで役所を信頼できるのか――本件はそんな不安を浮かび上がらせている。
政府が、外国企業や投資家による日本企業への出資を事前に審査する仕組みの見直しに踏み切った。重要な技術や情報の流出を防ぐため、「対日外国投資委員会(日本版CFIUS)」を設け、2026年の通常国会で外国為替及び外国貿易法(外為法)の改正も目指すという。安全保障を理由にした投資審査の強化が、企業と投資家のどちらにどのような負担をもたらすのかが問われている。
中国メディアが「沖縄は日本ではない」といった論調を強めるなか、沖縄県の玉城デニー知事が12月3日、県議会で「沖縄は日本の一つの県だ」との立場を改めて示した。中国との外交関係も、この前提を日中双方が共有しているとの見方を示しつつ、足元ではSNS上の偽動画や過激な見出しが県民の不安をかき立てている。情報戦の最前線に立たされつつある沖縄で、自治体と住民はどう向き合えばよいのかが問われている。
韓国メディアが、日本企業が中国向けの半導体材料フォトレジストの供給を実質的に止めたと伝えた。12月3日の記者会見で木原稔官房長官は、貿易管理の変更は行っていないと強調し、報道との温度差が浮かんだ。半導体工場のラインを支える材料が外交の文脈で語られるいま、相互依存のサプライチェーンはどこまで政治に巻き込まれていくのか。
ガソリン代が、ようやく日常の感覚に近い水準へ戻りつつある。石油情報センターによると、今月1日時点のレギュラーガソリンの全国平均価格は1Lあたり164.8円と、約4年ぶりの安値になった。年末の旧暫定税率廃止を前に政府が補助金を増やしたことが背景だが、地方で車に頼る生活や、道路財源をどう支えるのかという新たな問いも浮かんでいる。
12月2日、政府は2025年度の補正予算案で防衛力強化に充てるうち、防衛省以外の「安全保障関連経費」の中身を公表した。海上保安庁や国連平和維持活動、サイバー防衛など省庁横断の取り組みに、防衛省分と合わせて約1.1兆円を計上する。これにより、2025年度の防衛関連費は当初予算と合わせて11兆円規模となり、政府が掲げてきた国内総生産(GDP)比2%の水準に達する見通しだ。急速に積み増される予算は、現場…
トランプ米政権の高関税を巡る法廷闘争が、ついに日本企業も巻き込み始めた。豊田通商など日系企業の米関係会社が、12月1日までに米国際貿易裁判所に提訴し、関税が違法と裁かれた場合の全額返還を求めている。最高裁の判断が読めない中、日系企業は巨額コストの行方を自ら確保しようとしている。
タイ発の旅客便で関西空港に到着したスーツケースから、乾燥大麻およそ31キロが見つかった。大阪府警は今年10月12日、ベトナム国籍の女2人を麻薬取締法違反(営利目的輸入)などの疑いで逮捕し、その後起訴している。押収量は末端価格にして約1億5500万円とされ、関西空港としては開港以来最大規模だという。膨らみ続ける大麻密輸の中で、空港の最前線はどこまで「水際」で食い止めることができるのかを見ていく。
12月3日午前の参議院本会議で、高市早苗首相が「経済あっての財政」を掲げ、財政の持続可能性に配慮しつつ戦略的に財政出動する考えを示した。すでに政府は総額21.3兆円規模の経済対策を打ち出しており、家計や企業はその効果と将来の負担を見極めようとしている。
アスクルは12月3日朝、事業所向けECサイト「ASKUL」のWeb注文を再開した。10月19日のランサムウェア攻撃で受注と出荷の多くが止まり、オフィスや医療現場では備品確保に追われてきた。FAX注文は続けつつも、同社は安全性を確認したWebでの発注への切り替えを呼びかけている。
厚生労働省が12月2日に公表した2024年の国民健康・栄養調査で、20歳以上で糖尿病が強く疑われる人が推計約1100万人に達したことが明らかになった。2016年の前回調査からおよそ100万人増え、成人のおよそ8人に1人が該当する計算だ。一方で、血糖値が高めだがまだ発症には至っていない「予備群」は約700万人と減ってきている。職場や自治体の健診で「境界」と言われた世代が、いつのまにか本格的な治療を要…
イスラエルのギラッド・コーヘン駐日大使が1日、東京都内での産経新聞のインタビューで、日本との安全保障協力と自由貿易協定(FTA)の推進を新政権に呼び掛けた。10月に発足した高市早苗政権にとって、中東との関係をどう位置づけるかは初期からの重要課題だ。同時に、大使はパレスチナ自治区ガザの復興で「平和教育」への日本の貢献に期待を示した。安全保障と経済、そして紛争地の子どもたちを支える教育支援を、日本はど…
陸上自衛隊オスプレイの拠点となる佐賀空港近くの駐屯地計画をめぐり、県有地の無償提供は違法だと訴えた住民訴訟で、福岡高裁は12月1日、佐賀県の対応を違法とはいえないと判断し、原告35人の控訴を退けた。公共の土地を国の防衛施設にどう使うのかという問いは、空港ターミナルの先で今もくすぶり続けている。
厚生労働省が、分娩費用を公的医療保険で全額賄う案を社会保障審議会に示す。通常の出産を事実上「自己負担ゼロ」とする構想で、早ければ来年の通常国会に関連法案を出し、27年度以降の実施をめざすという。出産費用の高騰が家計を圧迫するなか、誰がどのように負担を分かち合うのかが改めて問われている。
岩手県北上市の深夜の路上で、15歳の男子中学生が30代の男性会社員の背中を刃物で複数回傷つけた事件が起き、少年は殺人未遂の疑いで逮捕された。男性は重傷だが命に別条はなく、2人に面識はなかったとされる。毎日新聞やIBC岩手放送などの報道では、少年の家族が「息子が事件を起こしたようだ」と警察に通報したことが逮捕につながったと伝えている。見ず知らずの相手を深夜に襲ったこの行為は、地域の暮らしと少年を取り…
政府は、法律婚で名字を変えた人が旧姓を公的に使いやすくなるよう、夫婦同姓の枠組みを保ったまま新たな制度づくりを進めている。来年1月からの通常国会に、旧姓の通称使用に法的な根拠を与える法案を提出する方針だ。役所や金融機関などでの手続きの負担を減らす狙いとされるが、「名前」をめぐる長年の議論は、これでどこまで前に進むのだろうか。
国内最大級の風俗スカウトグループ「ナチュラル」への捜査情報漏えい事件で、警視庁暴力団対策課の警部補が再逮捕された。7月に捜査用カメラの設置状況を伝えたとして、地方公務員法違反の疑いで3日に再逮捕されたのは、4~5月の画像漏えい容疑で既に逮捕されていた43歳の神保大輔容疑者だ。
在日本中国大使館がサンフランシスコ講和条約を「不法で無効だ」として正面から批判した。12月2日、X(旧ツイッター)への投稿で、高市早苗首相が党首討論で持ち出した同条約を名指しし、第2次大戦の主要戦勝国である中国やソ連を排除して結ばれたと主張したのだ。台湾の扱いをめぐり、日本政府が「自ら法的地位を判断しない」としてきた前提そのものに異議を突きつける動きである。
高市早苗首相は12月2日、就任後初めて福島県を訪れ、福島第1原発の構内に足を踏み入れた。事故処理と廃炉作業の進捗について、原発を運営する電力会社の担当者から説明を受けたうえで、除染土の最終処分に向けた道筋を段階的に示す考えや、廃炉に国が最後まで責任を負う姿勢を語った。就任から2カ月あまりを経て実現したこの視察は、長期に及ぶ負担を誰がどのように背負うのかを改めて問いかけている。