キューバで全国送電網が崩壊、全面停電 政府が復旧手順起動

全国停電が再びキューバ直撃 燃料不足と老朽インフラの危機露呈

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キューバで2026年7月6日、全国送電網が崩壊し、全国規模の停電が発生した。エネルギー鉱山省は全国電力システムの全面停止を確認し、復旧手順を起動した。国営電力運営主体のUNEもXでシステム全体の停止を公表し、原因を調査していると明らかにした。

島全体に広がった停電

ロイターによると、停電の影響は約1000万人に及んだ。スペイン紙エル・パイスは、全国電力システムが現地時間7月6日午後0時17分ごろ、日本時間7日午前1時17分ごろに全面切断されたと伝えた。

ビセンテ・デ・ラ・オ・レビーエネルギー相は、停電から数時間後には各地で小規模な電力系統が動き始めたと説明した。病院や通信など生活に欠かせない機能に優先して電力を回すための仕組みで、同相は重要サービスを維持していると述べた。

全国送電網が落ちると、発電所が電気をつくっていても広い地域へ安定して送ることができなくなる。地域ごとの計画停電とは異なり、国全体の電力の土台が一時的に機能しなくなる事態だ。

燃料不足と老朽インフラの重圧

キューバの電力危機は、燃料備蓄の細りと老朽化した電力インフラが重なる中で深刻化している。発電に必要な燃料が不足すれば供給余力は小さくなり、古い送配電設備に負荷がかかれば大規模障害につながりやすい。

エル・パイスは、今回の全国規模の停電を2026年に入って3回目、過去24カ月で8回目と報じた。停電は単発の事故にとどまらず、電力供給の脆弱さが繰り返し表面化している。

AP通信によると、キューバ政府は米国による制裁や圧力を「エネルギー封鎖」と表現し、燃料調達を難しくしていると主張している。一方、今回の系統崩壊の直接原因は特定されておらず、全国的な復旧完了の時期についても、当局は詳細を明らかにしていない。

参考・出典

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