カナダ政府、独TKMSを次期潜水艦の優先供給者に選定

カナダ海軍の次期潜水艦、独TKMS案を優先選定 最大12隻導入へ交渉入り

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カナダ政府は2026年7月6日、海軍の次期潜水艦計画「Canadian Patrol Submarine Project」で、ドイツのThyssenkrupp Marine Systems(TKMS)を優先供給者に選定した。計画は最大12隻の新型潜水艦を導入するもので、現時点では最終契約の締結ではなく、TKMSと契約または関連する取り決めの最終化に向けた交渉に入る段階だ。

Victoria級更新と北極を含む展開能力

同計画は、老朽化が進むVictoria級潜水艦を更新し、カナダ海軍の次期潜水艦隊を整備することを目的としている。新たな潜水艦は大西洋、太平洋に加え、北極海での持続的な展開も想定する。広大な海域を抱えるカナダにとって、潜水艦は海中での監視や抑止を担う装備であり、主権確保や北米防衛、NATO・NORADとの連携にも関わる。

カナダ政府は契約手続きを2027年末までに終える方針を示した。最初の4隻は2034年に引き渡される予定で、Victoria級が退役時期を迎える2030年代半ばから後半に、潜水艦を十分に運用できない期間が生じるのを避ける狙いがある。

段階を進めた調達手続き

調達は2024年9月から2025年2月にかけての情報要請を経て進められた。2025年8月26日に次の段階へ進む適格供給者2社を選び、同年11月に提案指示を出した後、2026年3月に提案を受け付け、4月29日に照会・修正手続きを終えた。AP通信は、TKMSが韓国のHanwha Oceanとの競争を制したと伝えている。

契約額や建造方式、カナダ国内企業の参加、技術移転の具体条件は明らかにされていない。カナダ政府発表では詳細仕様の説明は限定的だが、TKMSは今回の提案をTeam 212CDと説明している。政府は今後、TKMSとの交渉を通じて、計画要件を満たす契約内容の具体化を進める。

参考・出典

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