中国が原潜から太平洋向け戦略ミサイル発射 日本政府は警戒監視強化、木原官房長官が懸念表明

中国の原潜ミサイル発射に日本政府が懸念 領域・EEZ上空通過は確認されず、被害情報なし

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中国海軍が6日、戦略原子力潜水艦から太平洋の公海海域に向けて戦略ミサイル1発を発射したと公表した。これを受け、木原稔官房長官は同日午後の記者会見で、「わが国および地域の安全保障の観点から懸念を有している」と述べた。政府として警戒・監視活動に万全を期し、関連する動静を注視していく考えも示した。

日本領域・EEZ上空の通過は確認されず

中国側の発表では、発射は北京時間6日午後0時1分、日本時間同日午後1時1分に行われた。中国海軍は、訓練用の模擬弾頭を搭載した潜水艦発射型の戦略ミサイル1発を太平洋の公海海域に向けて発射し、予定海域に着弾したとしている。

日本政府は、今回発射されたミサイルが日本の領域や排他的経済水域(EEZ)の上空を通過したことは確認されていないと説明した。日本関連の航空機や船舶に被害があったとの情報も確認されていない。

中国軍の透明性に重なる懸念

木原官房長官は、中国の軍事活動や透明性の不足が日本と国際社会にとって重大な懸念だとの認識も示した。潜水艦から発射する戦略ミサイルは、相手に発射位置を特定されにくい運用と結びつくため、周辺国にとっては軍事的な意図や能力を読み取りにくい動きとなる。

中国は2024年にも、模擬弾頭を搭載したICBMを太平洋の公海に向けて発射していた。今回の発射について、首相官邸は6日、中国から弾道ミサイルが発射される旨の通知があったとして関連情報を公表した。テレビ朝日は関係者の話として、通知された期間は6~8日で、落下地点に設定された区域の一部に和歌山県・潮岬南方のEEZが含まれていたと伝えている。

中国側は、発射地点や使用されたミサイルの型式、具体的な着弾地点を明らかにしていない。ロイターは米国務省報道官の説明として、米国が発射実験を監視し、ミサイルは南太平洋に着弾したと伝えた。報道では、今回のミサイルについて中国海軍が運用する潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)のJL-2またはJL-3だった可能性が取り沙汰されているが、中国側の公式発表では型式は確認されていない。

参考・出典

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