米国務省、中国の潜水艦発射ミサイル実験を監視 軍備管理協議促す

米国務省、中国の潜射ミサイル実験を監視 太平洋着弾で日本や豪州などが懸念

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米国務省のトミー・ピゴット報道官は6日の声明で、中国の潜水艦から発射された大陸間射程の弾道ミサイル実験を米側が監視していたと明らかにし、中国に軍備管理協議への参加を促した。中国海軍は同日、中国時間午後0時1分(日本時間午後1時1分)、戦略核潜水艦から訓練用模擬弾頭を搭載した潜射戦略ミサイル1発を太平洋の公海に向けて発射し、指定海域に着弾させたと公表した。

太平洋公海への戦略ミサイル発射

中国側の発表では、ミサイルは中国時間6日午後0時1分(日本時間午後1時1分)、戦略核潜水艦1隻から太平洋の公海へ向けて発射され、予定海域に落下した。搭載されたのは訓練用模擬弾頭で、核弾頭を用いた発射ではない。

主要報道は、今回の発射を中国海軍の核動力潜水艦による長距離弾道ミサイル実験と伝えている。潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)は、海中を移動する潜水艦から発射できるため、核抑止力の中でも残存性と秘匿性が高い運搬手段とされる。

日本、オーストラリア、ニュージーランドからは懸念や批判が相次いだ。ニュージーランド政府は発射の数時間前に通報を受けたと説明し、南太平洋非核地帯への発射だった点にも懸念を示している。事前通報があっても、南太平洋周辺国の警戒感は強まった。

軍備管理協議を求める米国

中国側は今回の発射について、年次訓練計画に基づくもので、特定の国や目標を念頭に置いたものではないと説明している。中国外務省も、発射は安全で標準的、専門的な手順で行われ、関係国へ事前通報したとしている。一方、中国側は弾種を明らかにしていない。報道ではJL-2またはJL-3の可能性が取り沙汰されているが、名称は確認されていない。

中国は2024年9月にも、太平洋に向けて模擬弾頭を搭載した大陸間弾道ミサイルを発射している。今回の潜水艦発射実験は、陸上発射に続き、海洋配備の戦略ミサイル運用を対外的に示す動きとして受け止められている。米国務省は監視していたことを明らかにしたうえで、核戦力の透明性やリスク低減につながる協議に中国が加わる必要があるとの立場を示した。

参考・出典

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