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ロイターによると、豪連邦政府は2026年8月3日(現地時間)、南オーストラリア州ケープ・ジャッファ付近の在来海鳥群でH5N1型鳥インフルエンザによる大量死を確認した。政府は豪州初の大量死確認例と位置づけている。
ケープ・ジャッファ付近で病死鳥群を確認
豪州の科学機関CSIROの検査で、ケープ・ジャッファ近郊の病気・死亡した鳥の群れからウイルスが確認された。州当局は8月1日、同地沖でオオアジサシ49羽の死骸と35羽の衰弱個体を確認し、検体を採取していた。
ジュリー・コリンズ農相によると、国内の確認件数は6月の初検出以来74例となった。今後、野生動物への感染拡大と死亡数の増加が予想されるとしている。
個体検出から地域内伝播、大量死へ
豪連邦農水林省によると、7月17日時点の国内の確認・推定陽性は17例で、いずれも沿岸部の野生海鳥の個体例だった。7月26日には20例に増えたが、大量死は確認されていなかった。
7月29日、当局は南オーストラリア州のオオアジサシの遺伝子解析などから、同種間で地域内伝播が起きたと判断した。今回、個体検出と地域内伝播に続いて群れ単位の死亡が確認された。
移動性海鳥から在来種にも感染
豪州本土では6月にH5N1が初めて確認され、当初は亜南極域から飛来するオオフルマカモメなどの移動性海鳥が中心だった。7月10日には、南オーストラリア州に生息するオオアジサシからも検出された。
外部領土のハード島・マクドナルド諸島では、2025年から2026年にH5N1陽性とゾウアザラシやペンギンの高い死亡が報告された。ただし、死亡個体を現地で採取できず、感染との因果関係は直接確認されていない。
当局によると、家禽や農業生産システムでの検出はなく、人への健康リスクは低い。病気や死亡した鳥には触れず、位置情報と写真を記録して通報するよう求めている。
