東京都豊島区のHighlanders、国産ヒューマノイド量産へ始動

人型ロボットを国内開発・製造へ Highlandersが2026年夏に量産計画公表

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東京大学発ベンチャーを掲げるHighlanders(東京都豊島区)は、国産ヒューマノイドロボットの量産化に向けた取り組みを始めた。独自開発する汎用ヒューマノイドロボットに、現実世界でロボットを動かすAI技術であるフィジカルAIを組み合わせ、国内で開発・製造・導入後の運用まで担う体制づくりを進める。最新ヒューマノイドロボットの製品情報と量産計画の詳細は、2026年夏ごろに公表する予定だ。

試作機「HL Human」から社会実装へ

Highlandersは2023年5月設立で、代表取締役は増岡宏哉氏。ヒューマノイドロボットや四脚ロボットの開発を事業とし、従業員数は業務委託社員を含め31人としている。

同社は2025年6月、独自開発のヒューマノイドロボット「HL Human」のプロトタイプを初公開した。当時の発表では、19自由度の人型ボディを備え、5指ハンド使用時に最大3キログラムを把持でき、時速3キロで自律移動するとしていた。現在の公式商品ページでは、同仕様の人型ロボットについて「HL NINJA」表記も確認できる。身長は約140センチで、自然言語処理への対応をうたい、製造現場、物流倉庫、インフラ点検、災害支援などでの活用を想定している。

今回の発表は、試作機の公開にとどまらず、量産や導入先での継続運用を見据えた体制づくりへ進む動きと位置付けられる。人型ロボットは、人が使う設備や通路をそのまま利用しやすい一方、安定した移動、作業精度、人と同じ空間で動く際の安全性をどう確保するかが、実用化の成否を左右する。

量産計画の詳細は2026年夏に公表へ

量産開始時期や生産台数、量産拠点、価格帯、想定顧客、導入時期などの詳細はまだ明らかにしていない。2026年夏ごろに公表予定の最新ヒューマノイドロボットについても、2025年に発表した「HL Human」や現行商品ページに表示されている「HL NINJA」と同一系統の機体なのか、改良版や新機種なのかは今後の開示を待つことになる。

Highlandersは今回の取り組みの一環として、三菱自動車工業と自動車産業における人型ロボットの活用検討を始めた。同社は三菱自動車工業からの出資も受け入れている。製造現場での人手不足や自動化需要を背景に、品質管理、生産技術、量産ライン構築、安全性評価などの知見をロボットの社会実装へどう生かすかが、今後の事業化を左右する。

参考・出典

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