政府の人工知能戦略本部、バーティカルAIとフィジカルAIを重点化

政府、第Ⅱ期人工知能基本計画を閣議決定 バーティカルAIとフィジカルAIへの投資を重点化

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政府は2026年7月14日、第Ⅱ期人工知能基本計画を閣議決定した。バーティカルAIとフィジカルAIを日本のAI戦略の重点に据え、医療、製造、防災などで開発から社会実装までを進め、領域別戦略に基づいて官民投資を集中させる。

現場特化AIと物理空間で動くAIを重点化

計画は、AIを前提に意思決定や業務の進め方を根底から見直す「AIトランスフォーメーション(AX)」を掲げる。バーティカルAIは、特定領域のデータ、AIモデル、アプリを垂直統合し、現場の経験や暗黙知を活用する「現場で使えるAI」と位置付けた。

フィジカルAIは、AIによる判断をロボットや機械、装置を通じて現実世界で実行する技術を指す。政府は医療、金融、教育、防災などで、エージェント型AIを含むバーティカルAIとフィジカルAIを核に、開発、実証、導入、社会実装を進める。防衛分野でもデータとAIを最大限活用する方針を盛り込んだ。

バーティカルAIは19領域、2030年までの行程表を作成

7月10日に公表された「バーティカルAI領域別戦略 中間とりまとめ」は、重点支援対象を市場性、公共性、戦略性の3区分に整理し、19領域の戦略を示した。政府は各領域について2030年までの行程表を作成し、ベンチマークを設定して進捗を監視する。

人工知能基本計画は2025年12月23日に初めて閣議決定され、技術や社会情勢の変化に対応するため、当面は毎年変更する方針とされている。今回の第Ⅱ期計画で基本方針は確定した一方、バーティカルAI領域別戦略は中間とりまとめ段階にあり、最終版の策定時期や官民投資の総額、年度別の実施工程は公表資料で明らかになっていない。

参考・出典

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