米軍のイラン南部攻撃、イラン外務省が重大な停戦違反と非難

イラン、米軍の南部攻撃を停戦違反と非難 ホルムズ海峡周辺で自衛主張と対立

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イラン外務省は26日、米軍が前日にイラン南部で実施した攻撃を「重大な停戦違反」と非難した。攻撃は、約7週間続く不安定な停戦の下で、米国とイランが戦争終結に向けた協議を続ける最中に起きた。停戦そのものが直ちに崩れたわけではないが、交渉継続に影を落とす可能性がある。

ホルムズ海峡周辺で対立する「自衛」と「違反」

米軍は25日、イラン南部での攻撃について、部隊を守るための「自衛」措置だったと説明した。標的には、ホルムズ海峡周辺のミサイル発射施設や、機雷敷設を試みた船艇が含まれるとしている。爆発は、イラン南部ホルモズガーン州や港湾都市バンダルアッバス周辺で伝えられた。

ホルムズ海峡は中東産原油などの主要輸送路にあたる要衝で、周辺での軍事行動は地域の安全保障とエネルギー輸送への不安に直結しやすい。米側は停戦中でも自軍防護のための攻撃は許されるとの立場をとり、イラン側はそれを停戦違反と位置づけている。争点は、攻撃の事実だけでなく、停戦下でどこまでの軍事行動が認められるのかという解釈にも及んでいる。

合意文言の調整続く戦争終結協議

米国とイランは、停戦下で戦争終結に向けた協議を継続している。ルビオ米国務長官は26日、合意文書の具体的な文言をめぐるやり取りが続いており、なお数日かかる可能性があるとの見通しを示した。停戦をどう維持するかは、現場での対応にとどまらず、合意文書の表現にも影響しかねない問題になっている。

今後は、米軍攻撃後も停戦が実務上維持されるか、イラン側が報復に出るか、そして協議日程や合意文言の詰めに実質的な遅れが出るかが問われる。現時点で交渉決裂や全面的な戦闘再開が確認されたわけではない。ただ、停戦下の限定的な武力行使を双方がどう扱うかは、戦争終結への道筋を左右する不安定要因となっている。

参考・出典

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