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スペースデータは7月8日、豪Inovor Technologiesと宇宙状況把握(SSA)・宇宙領域把握(SDA)分野で覚書を締結したと発表した。Inovorが2027年に打ち上げを予定する衛星群「Hyperion」の観測データと宇宙AIプラットフォーム「SpaceBrain」を組み合わせ、日豪市場で新たなサービスを検討する。
日豪を結ぶ宇宙監視データの事業基盤
スペースデータは東京都港区に本社を置く宇宙関連スタートアップで、Inovor Technologiesは南オーストラリア州アデレードを拠点とする衛星バス・サブシステムメーカーだ。衛星バスは、観測機器などを宇宙で動かすための電源、姿勢制御、通信といった基盤機能を担う衛星の本体部分にあたる。
両社は7月7日、東京で開催されたSPACETIDE 2026で覚書に署名した。協力では、Inovor Technologiesが2027年に打ち上げを予定するスペースベースSSA・SDA衛星コンステレーション「Hyperion」の観測データを活用し、日本とオーストラリアで新たなサービスやソリューションを検討する。Hyperionは地球低軌道から高度約3万6000kmの静止軌道上の物体まで観測する計画だ。
SpaceBrainとHyperionデータの連携を検討
スペースデータは6月22日、人工衛星や宇宙ごみ、ロケット、宇宙天気などのデータを統合し、監視、分析、予測する宇宙AIプラットフォーム「SpaceBrain」を開始した。今回の覚書では、SpaceBrainのデータ統合・分析技術とInovor Technologiesの観測データを組み合わせ、SSA・SDA分野のサービスやソリューションを検討する。
現時点で公表されているのは、日豪両市場での事業開発や、共同事業・共同提案の基盤づくりに関する協力枠組みだ。資本提携、受注、衛星調達、打ち上げに関する個別契約は公表されておらず、商用化の時期や具体的な役割分担も明らかにされていない。
