ダイキン工業、東京・千代田区丸の内で空調ベンチ実証開始

丸の内仲通りに空調機能付きベンチ 背面・側面送風で夏の屋外休憩環境を検証

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ダイキン工業は6月24日、point0、鹿島建設、イリアと共同で、「空調機能付きベンチ」の事業性を検証すると発表した。2次試作品の効果検証では、通常時より体感温度を5℃低減したという。7月24日から8月23日まで、東京都千代田区の丸の内仲通りで開かれる「Marunouchi Street Park 2026 Summer」に3次試作品を設置し、利用実態を調べる。

背面と側面から送風する試作ベンチ

ベンチはダイキン工業、鹿島建設、イリアが共同開発した試作品で、座った人の背面や側面から風を送り出す空調機能を備える。屋外では通常のエアコンを設置しにくいため、街路や広場に置ける家具に冷涼感を持たせ、酷暑時の滞在しやすさを高める狙いだ。

point0によると、体感温度を5℃低減したとの数値は、2次試作品の効果検証に基づく。周囲の気温を5℃下げるものではなく、背面や側面からの送風によって人が感じる暑さを和らげる仕組みだ。デザインや構造には木端材を活用し、都市空間になじむ意匠と環境配慮の両立を図る。

4社の役割は、ダイキン工業が空調技術、鹿島建設が温冷感評価技術、イリアがデザイン・設計、point0が都市での新しい過ごし方の提案を担う形だ。公開画像は2次試作段階のもので、実証には3次試作品を設置する予定としている。

製品化を見据えた利用データ収集

検証では、丸の内仲通りの「Marunouchi Street Park 2026 Summer」Block2にベンチを置き、利用者アンケートなどを通じて使われ方や反応を調べる。ダイキン工業は収集した利用データを基に、製品化やビジネス展開に向けた事業性を見極める。

同イベントはMarunouchi Street Park 2026実行委員会が主催する社会実験で、来街者アンケートを通じ、日陰の創出、送風、ミスト、音や香りによる環境演出などの体感効果を比較する。サーモカメラなどでは各ゾーンの温度変化を可視化・計測し、環境改善の効果を分析する。空調機能付きベンチの発売時期や価格、設置台数、体感温度低減の詳しい測定条件は明らかにされていない。

参考・出典

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