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警視庁特別捜査課は2026年7月14日までに、東京都杉並区の80代男性から現金5500万円をだまし取ったとして、詐欺容疑で住吉会系「幸平一家」幹部の井上敦容疑者(52)と、同一家傘下組織幹部の林隆司容疑者(31)を逮捕した。井上容疑者は受け子グループのトップ、林容疑者は現金回収に関与したとみられている。
5500万円は林容疑者を経て井上容疑者へ
2人はかけ子役らと共謀し、2024年11月5日、男性の息子を装って「カバンをなくした。今日中に現金が必要だ」などとうその電話をかけ、現金5500万円を詐取した疑いがある。
TBS NEWS DIGによると、現金は50代の男性から林容疑者に渡り、その日のうちに新宿区内で井上容疑者へ引き渡されたとされる。
警視庁は、グループが2024年10月から2025年12月までに1都4県で70~90代の男女28人から計約2億円を詐取した疑いがあるとみている。グループを巡っては、井上容疑者らを含む受け子役ら10人が逮捕されており、警視庁が実態解明を進めている。
特別対策本部を4月に強化
警視庁は2026年1月15日、幸平一家を集中的に取り締まる75人体制の特別対策本部を設置した。4月1日には本部長を刑事部長から副総監に格上げし、生活安全部なども指揮下に加える部門横断の体制へ強化した。
警視庁は、特殊詐欺や匿名・流動型犯罪グループとの関係を含め、幸平一家の組織実態の解明と摘発を進めている。
