米軍、イラン軍事目標約140カ所攻撃 革命防衛隊は海峡通航禁止

米軍、商船被害を受けイラン軍事目標約140カ所を攻撃 イラン革命防衛隊は海峡封鎖を表明

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米中央軍は米東部時間2026年7月11日午後7時15分(日本時間12日午前8時15分)、ホルムズ海峡でキプロス船籍のコンテナ船「M/V GFS Galaxy」がイラン革命防衛隊(IRGC)の攻撃を受けたとして、同週3回目の対イラン攻撃を開始した。約140の軍事目標を攻撃した後、作戦完了を発表した。一方、IRGCは海峡で船舶の通航を認めない方針を表明した。

航行不能のコンテナ船、乗組員1人不明

米中央軍によると、GFS Galaxyは船内火災と機関室の重大な損傷によって航行不能となった。オマーン当局は乗組員23人を救助し、1人の捜索を続けている。インド外務省によると、行方不明者はインド人で、同船に乗っていたインド人11人のうち10人は救助された。

米軍は戦闘機、無人機、艦艇から精密弾薬を使用し、ミサイル・無人機関連施設、海軍能力、弾薬保管施設、通信網、沿岸監視施設など約140の軍事目標を攻撃した。米中央軍によると、同軍が3夜にわたる攻撃で標的とした場所は累計300カ所を超えた。作戦は、民間船員や商船を攻撃するイランの能力を低下させることが目的だとしている。

IRGCが海峡封鎖を表明

IRGCは、複数の船舶が指定航路に従うよう求める警告を無視したと主張し、このうち1隻に警告射撃を行って停止させたと説明した。米側はGFS GalaxyがIRGCの攻撃を受けたとしているが、イラン側は指定航路を外れた船への警告措置だったとの立場を示しており、双方の説明は食い違っている。

IRGCはさらに、ホルムズ海峡を「追って通知するまで」閉鎖し、地域での米国の介入が終わるまで船舶の通航を認めないと表明した。一方、米中央軍は商船の通航が続いていると説明し、米海軍主導の共同海事情報センターもオマーン寄りの南側航路で双方向の通航が可能だとしている。船舶追跡データでは、現地時間12日に海峡を通過した船舶は6隻と、5週間で最少となった。IRGCの宣言後も、海峡全域の完全な通航停止は確認されていない。

イランとオマーンの間に位置する同海峡は、世界の石油消費量の約5分の1に相当する石油と、世界の液化天然ガス(LNG)貿易量の約5分の1が通過してきた海上輸送の要衝である。

米イランの応酬は13日も継続

米中央軍は米東部時間12日午後5時(日本時間13日午前6時)、イランが商船を攻撃する能力をさらに低下させるとして追加攻撃を開始した。攻撃は13日朝まで続き、イランも湾岸諸国などへのミサイル・無人機攻撃を拡大した。ホルムズ海峡の通航を巡る攻撃と報復は、GFS Galaxyの被害後も収まっていない。

参考・出典

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