厚労省調査 15~64歳のコカイン生涯経験率0.4%、推計35万人

コカイン生涯経験率0.4%、全国で推計35万人 2025年住民調査

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厚生労働省研究班の2025年全国住民調査で、15~64歳のコカイン生涯経験率が0.4%、全国の生涯経験者数が推計約35万人となったことが2日に分かった。大麻は1.6%、推計約141万人で、調査対象の違法薬物の中で最も多かった。

15~64歳を対象にした全国調査

調査名は「薬物使用に関する全国住民調査(2025年)〈第16回 飲酒・喫煙・くすりの使用についての全国調査〉」。1995年から隔年で実施されている全国調査で、今回が16回目となる。

対象は15~64歳の一般住民5,000人で、層化二段無作為抽出法で選ばれた。調査期間は2025年10月6日から12月15日まで。回収数は3,306人、有効回答は3,156人で、有効回答率は63.1%だった。

コカインの生涯経験率は男性0.5%、女性0.3%、合計0.4%。全国の生涯経験者数は約35万人と推計され、95%信頼区間は約14万人~56万人だった。大麻は男性2.2%、女性1.0%、合計1.6%で、推計約141万人。信頼区間は約98万人~185万人だった。生涯経験率は「これまでに一度でも使ったことがある」割合であり、現在の常用者数や依存症の人数を示すものではない。

警察統計とは異なる物差し

同じ調査では、覚醒剤の生涯経験率は0.5%、推計約47万人、危険ドラッグは0.6%、推計約54万人だった。いずれも生涯経験率に基づく推計であり、現在の使用者数や依存症の人数を示すものではない。調査対象の違法薬物では、大麻の生涯経験者数の推計が最も多かった。

一方、警察庁の「令和7年における組織犯罪の情勢」によると、2025年の薬物事犯の検挙人員は1万4,574人で、前年より1,112人増えた。大麻事犯は6,832人、覚醒剤事犯は6,395人、麻薬及び向精神薬事犯は1,334人だった。このうちコカインの検挙人員は804人で、前年比218人増となり、過去最多だった。

ただし、警察統計は取締りで把握された検挙人員や検挙件数を示すもので、住民調査の生涯経験率とは物差しが異なる。両者を同列に比較したり、住民調査だけから現在の使用実態を断定したりすることは避ける必要がある。今後は大麻に加え、コカインについても、経験率と検挙統計の推移を分けて見ることが重要になる。

参考・出典

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