ナイジェリア・ボルノ州の中等学校襲撃 生徒36人超が連れ去られる

ナイジェリア・ラッサの中等学校襲撃、受験中の生徒らが連れ去られる

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複数の主要報道によると、ナイジェリア北東部ボルノ州アスキラウバ地区ラッサで現地時間6月29日午前、中等学校が武装集団に襲撃され、試験中だった生徒ら多数が連れ去られた。州当局者の説明では、30日時点で少なくとも36人の生徒と職員1人がなお拘束下にある。

試験会場を襲った武装集団

襲撃を受けたのはラッサにある中等学校で、生徒らはNational Examinations Council(NECO)が実施する中等教育修了試験を受けていた。卒業や進学に関わる重要な試験の最中に学校が標的となり、教育現場そのものが攻撃を受けた形だ。

初動段階では一部の生徒らが救出され、29日時点の警察説明では少なくとも10人が救出された。死者も出ており、教員1人の死亡が伝えられているほか、兵士1人と教員1人を含む少なくとも3人が死亡したとの軍説明に基づく報道もある。

実行主体については、ISWAP、またはボコ・ハラム/ISWAP系の武装集団が関与した疑いが持たれている。ただ、犯行声明が確認されたわけではなく、当局は武装集団の特定と拘束された人々の救出を急いでいる。

なお残る数十人の拘束

30日時点の州教育当局者の説明では、拘束下にあるのは女子25人、男子11人の計36人の生徒と職員1人。別の主要報道では、36人の生徒が行方不明で、3人の教師が拉致対象に含まれたとする州知事報道官の説明も伝えられており、人数や内訳にはなお差がある。

救出人数についても、州教育当局者は8人が解放されたと説明する一方、警察や軍の初動説明では10人の救出が伝えられており、死者の内訳にも幅がある。学校名は報道により表記が分かれるが、現場がボルノ州アスキラウバ地区ラッサの中等学校である点は一致している。

ボルノ州は長年、ボコ・ハラムとその分派ISWAPの活動が続く地域で、学校や民間人を狙う襲撃・拉致が繰り返されてきた。6月にはラッサから約114キロ離れたンゴシェで、ボコ・ハラムに拉致されていた300人超が軍に救出されたばかりで、地域の治安悪化が教育の場を直撃している。

参考・出典

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