ラトビア軍 国境の対ドローン防衛強化 迎撃チームを2週間内に配備へ

ラトビア、東部国境に迎撃ドローン部隊を近く配備 相次ぐ領空侵入に対応

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ラトビア軍の自律システム能力センター長、モドリス・カイリシュ少佐は27日、ロシアおよびベラルーシとの国境で対ドローン防衛を強化しており、今後2週間でドローン迎撃チームを配備する計画を示した。ラトビアでは3月以降、ロシア方面からの無人機の領空侵入や、起点の確認を捜査中の複数機事案が相次いでおり、低高度を飛ぶ小型無人機への前線対応を具体化する段階に入った。

少人数チームによる機動迎撃

迎撃チームは最大4人の兵士で構成し、悪路走行車両で国境地帯を移動しながら迎撃用ドローンを運用する構想だ。1チームの対処半径は約10キロとされる。通常の防空ミサイルでは対応しにくい小型無人機を、より近い場所で見つけて落とすための機動的な仕組みである。

ロシアとベラルーシに接するラトビア東部国境は約400キロに及ぶ。配備するチーム数は公表されておらず、初期配備が国境全域をどの程度カバーするかは今後の焦点となる。

ラトビア国防省はすでに、東部国境沿いに追加部隊を展開し、防空能力を強化している。追加センサーの配備も進めており、今回の迎撃チームは監視だけでなく、侵入した無人機を前線で止める能力を補う措置となる。

相次ぐ無人機事案とバルト地域の警戒

ラトビア国防省は3月25日、ロシアから領空に侵入した外国の無人機1機を空軍が確認し、クラースラヴァ地域で残骸が見つかったと発表した。民間人や民間インフラへの被害は確認されなかった。

5月7日には、ラトビアのレーダーがバルビ、ルザ両自治体周辺で領空に入る無人機を探知し、2機が国内で墜落、さらに1機が領空を通過して離脱した。東部レゼクネの石油貯蔵施設では、外部からの衝撃で空の貯蔵タンク4基が損傷した。国防省は個別機体の起点は捜査完了まで確認できないとしつつ、ロシアによる対ウクライナ戦争と電子戦が、ウクライナ側無人機の飛行経路を逸脱させ得るとの見方を示している。

ラトビア、エストニア、リトアニアの国防相は3月27日の共同声明で、多層的な防空の強化、対ドローン能力や音響センサーへの投資拡大、NATOの防空強化の加速を訴えた。今回の配備計画は、ラトビア単独の応急措置にとどまらず、バルト地域全体がロシア周辺の低高度無人機リスクに備える流れの一部に位置づけられる。

参考・出典

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