パキスタン南西部クエッタで列車爆弾、少なくとも23人死亡

パキスタン・クエッタで列車爆弾攻撃 治安要員と家族の乗車中に23〜24人死亡

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パキスタン南西部バルチスタン州の州都クエッタで5月24日、治安要員とその家族を乗せたシャトル列車が爆発に巻き込まれた。主要報道では、死者は少なくとも23〜24人、負傷者は70人以上とされている。分離独立派の武装組織バルチスタン解放軍(BLA)は犯行を主張した。

治安要員と家族を運ぶ列車への攻撃

標的となったのは、一般の長距離列車そのものではなく、治安要員と家族を運ぶシャトル列車だった。パキスタン鉄道省の説明では、列車はクエッタのカントンメント地区を出発し、長距離列車ジャファル・エクスプレスへの接続に向かっていた。

死傷者数は報道機関によって幅があり、ロイターは少なくとも24人死亡・約70人負傷、CNNは少なくとも23人死亡・71人負傷と伝えている。AP通信などは、爆発物を積んだ車両が列車通過時に起爆した自爆攻撃と報じているが、当局の最終認定や犠牲者の詳しい内訳はなお確認中だ。BLAは声明で治安要員を乗せた列車を標的にしたと主張している。

治安強化方針の直後に起きた襲撃

バルチスタン州では分離独立派による治安部隊、鉄道、行政施設への攻撃が繰り返されてきた。鉱物資源を抱える同州で鉄道が狙われれば、住民の移動だけでなく、治安部隊の展開や物流、資源関連施設の運用にも影響が及ぶ。今回の襲撃は、州内の武装勢力が輸送インフラを圧迫対象として見ていることを改めて示した。

パキスタン政府は1月21日、クエッタでジャファル・エクスプレスの安全対策を点検し、線路の24時間監視、監視カメラの設置、車内への十分な警備要員配置を打ち出していた。さらにシャリフ首相は5月19日、バルチスタンの鉱物資源を守るための「セキュリティー回廊」整備を指示した。資源の輸送路や関連施設を重点的に守る警備網を強める狙いだ。

今回の攻撃は、こうした治安強化方針の直後に、州都クエッタ市内の線路付近で起きた。今後は最終的な死傷者数、攻撃手法の確定に加え、ジャファル・エクスプレス周辺を含む鉄道警備や州内の治安対策をどう見直すかが焦点となる。

参考・出典

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