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株式情報サイトのみんかぶの集計や主要報道によると、1日の東京株式市場でソフトバンクグループ(SBG)の時価総額が取引時間中に47兆円台に乗せ、トヨタ自動車を上回って国内企業の首位に立った。AI関連資産への評価に加え、フランスでの大型AIデータセンター計画も材料となり、長く日本企業の時価総額トップを占めてきたトヨタとの順位が入れ替わった。
純利益5兆円超、OpenAI評価益が追い風
1日午後1時時点の時価総額ランキングでは、SBGが国内首位に表示された。みんかぶではSBGの時価総額が47兆2027億円、トヨタが45兆7107億円となっており、両社の差は1兆円を超えた。時価総額は株価に発行済み株式数を掛けた企業価値の目安であり、株価上昇が順位に反映されやすい。
SBGは5月13日、2026年3月期決算を発表した。会社側は決算説明会で、純利益が5兆円を超え、日本企業として史上最高益との認識を示した。単なる期待先行にとどまらず、利益として数字に表れたことが市場評価につながったとみられる。
2026年1〜3月期の純利益は1兆8300億円となり、5四半期連続の黒字だった。ビジョン・ファンドはOpenAI関連の評価益を主因に3兆1000億円の利益を計上した。SBGは3月、OpenAIへの投資などに充てるため、400億ドルのブリッジローンも確保している。さらに5月31日には、フランスで最大750億ユーロを投じ、5GW規模のAIデータセンター容量を整備する計画を発表しており、AI分野に投じる資金の大きさが際立っている。
AI資産を軸に進む再評価
市場では、SBGを従来の通信・投資持ち株会社としてだけでなく、OpenAIやArm、AIインフラなどの資産価値を取り込む投資主体として見直す動きが強まっている。SBGは2026年3月末時点で、保有資産価値から負債を差し引いたNAVを40兆600億円、自己株式を除く発行済み株式数を56億9900万株と開示している。
もっとも、今回の首位交代はまず取引時間中の出来事であり、終値ベースで定着するかは今後も確認が必要となる。OpenAIの評価、半導体設計大手Armなど保有資産の値動き、AIインフラ投資に伴う資金負担が、SBGの時価総額を左右する構図は続く。
