台湾・台北の中正紀念堂で天安門事件37年追悼集会、中国の権威主義に抗議

天安門事件37年、台北で追悼集会 越境弾圧への抵抗も訴える場に

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1989年の天安門事件から37年となった6月4日、華人民主書院協会など複数の民間団体が台北の中正紀念堂・民主大道で追悼集会を開いた。今年の集会は犠牲者を悼む場であると同時に、中国の権威主義や越境弾圧への抵抗を訴える場にもなった。

中正紀念堂・民主大道での燭光追悼

集会は中正紀念堂・民主大道で行われ、テーマは「記憶無國界、抵抗無邊境」とされた。華人民主書院協会のほか、台湾人権促進会、民間司法改革基金会、香港邊城青年などが主催側に名を連ねた。

会場では参加者がキャンドルの灯を掲げ、64秒の黙とうで事件の犠牲者を追悼した。さらに「恥辱柱」の展示も行われ、六四の被害と記憶の継承を視覚的に示す演出が組み込まれた。

主催団体は、六四事件の記憶を過去の出来事に閉じ込めず、現在進行形の権威主義や越境弾圧への警戒と結び付けた。武力弾圧の記憶を共有することが、自由や人権を守る行為につながるとのメッセージを打ち出した形だ。

頼総統の対中メッセージ

頼清徳総統も同日、天安門事件37周年に際し、中国に対して事件の真実と向き合い、基本的人権を保障するよう求めた。台湾の市民社会による追悼と総統の発信が重なり、六四を民主主義と人権の問題として捉える台湾側の姿勢が改めて示された。

ロイターは、中国では天安門事件をめぐる記憶がなお強く抑圧されていると伝えている。そうした状況と対照的に、台湾では今年も公の場で追悼が続いた。六四の記憶を共有する場は、犠牲者への追悼に加え、権威主義に向き合う市民社会の意思を示す場にもなった。

参考・出典

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