イエメン南岸沖のアデン湾で武装者、小型化学品タンカーを制圧

アデン湾でタンカーAsana拿捕、武装集団が支配 ソマリア方面へ航行し安否確認続く

※記事を視覚化したイメージであり、実際の事象とは異なります。

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ロイターによると、2026年7月17日(現地時間)、武装者がイエメン南岸沖のアデン湾で小型化学品タンカー「Asana」に乗り込み、船を支配下に置いた。初期評価ではソマリア海賊の関与が疑われるが、犯行主体は確定していない。

遭難信号時、武装警備員は不在

APが伝えた英国海運貿易オペレーション(UKMTO)の情報によると、武装者の乗船が報告された地点は、イエメン・ムカラ港の南約65海里(約120キロ)。ロイターによると、Asanaは7月17日午前6時20分ごろ(GMT)に遭難信号を発し、当時は武装警備チームが乗船していなかった。

米運輸省海事局は、アデン湾、アラビア海、インド洋での海賊行為、武装強盗、身代金目的の誘拐に注意を促す情報を2026年2月9日から8月8日まで有効としている。米国旗商船向けのガイダンスでは、武装警備が小型船からの乗船を阻止した例を挙げる一方、配置の判断とリスク評価は各社と船長の責任としている。

ソマリア海賊関与との初期評価

ロイターが取材した海上安全保障関係者は、親イラン武装組織フーシ派ではなく、ソマリア海賊に関連する事案とみられるとの初期評価を示した。APによると、海事警備会社アンブリーも同様の見方を示している。ただし、犯行主体は確定しておらず、武装者の人数や乗組員の安否も明らかになっていない。

イエメンの国際承認政府とつながる地域海事情報交換センターは、船と乗組員を身代金目的で拘束する海賊行為の兆候があると報告した。ロイターが国際商業会議所(ICC)国際海事局(IMB)のデータとして伝えたところでは、2026年1月から6月末までにソマリア沖・アデン湾で9件の事案が記録され、4隻が乗っ取られた。前年同期は3件だった。

EU海軍作戦「アスピデス」はAsanaへの支援と状況確認を進め、韓国軍艦も周辺に展開した。イエメン沿岸警備隊はその後、Asanaがソマリア方面へ南東に低速航行しており、沿岸警備隊艇を含む海軍部隊と航空偵察が追跡していると発表した。乗組員の安全は引き続き確認されていない。

参考・出典

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