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宇宙航空研究開発機構(JAXA)の小型実験機「RV-X」は7月11日、秋田県能代市の能代ロケット実験場で初飛行試験を実施し、高度約11mまで上昇、約16m水平移動した後、垂直姿勢を保ったまま着陸した。木原稔官房長官は13日の記者会見で初飛行の成果を歓迎し、再使用型ロケットは打ち上げの高頻度化や価格低減に寄与するとの認識を示した。
低高度での垂直離着陸試験
RV-Xは、将来の基幹ロケットの再使用化に向け、JAXAと三菱重工業が共同で研究を進める実験機だ。宇宙へ衛星を投入する実用ロケットではなく、低高度での垂直離着陸や誘導制御などを検証する。
飛行直後、JAXAは機体が正常に飛翔したと説明し、フライトデータを解析して試験結果を評価するとしていた。RV-Xでは、再使用エンジン技術や低高度での誘導制御、着陸に加え、点検・整備を含む繰り返し運用に必要なデータ取得を目指している。
CALLISTOの先行研究
JAXAはRV-Xを、フランス国立宇宙研究センター(CNES)、ドイツ航空宇宙センター(DLR)と共同開発する再使用飛行実験機「CALLISTO」の先行研究に位置付ける。文部科学省の2026年4月資料では、CALLISTOの飛行試験を2026年度に南米のギアナ宇宙センターで始める予定で、大気上層・超音速域まで飛行範囲を広げ、再使用ロケットの技術実証と経済性評価に必要なデータを蓄積する。
