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米防衛大手RTXの防衛部門レイセオンは8月17日(米東部時間)、米海軍からトマホーク巡航ミサイルの増産に向けた229億ドル(約3兆6000億円)の7年契約を受注したと発表した。米国防当局と米海軍も同日、契約を正式発表した。
7年契約で年産1000発超へ
今回の契約は、RTXが2026年2月に米国防当局と結んだ最大7年の枠組み合意に続くものだ。2月の合意はトマホークに加え、AMRAAM、SM-3、SM-6などの生産能力拡大を対象としていた。
RTXによると、新たな契約を通じてトマホークの年間生産を1000発超へ引き上げる。同社は人員、設備、技術、サプライチェーンへの投資を進め、全米の数百社の中小サプライヤーと連携して生産能力を拡大する。2026年上半期のトマホーク納入数は前年同期の3倍だったとしている。
ただし、年産1000発超は生産能力・生産ペースの拡大目標であり、各年度の実際の発注数や納入数と同義ではない。米軍の2027会計年度予算では、海軍向けトマホーク785発の調達が要求されている。
イランでの大量使用受け補充能力を強化
AP通信によると、トマホークはイランでの作戦で大量に使用され、消費に補充が追いつかない可能性への懸念が専門家から出ている。米海軍当局者も、生産能力の拡大が課題だとの認識を示していた。
今回の長期契約は、RTXに設備や人員、供給網へ継続投資する見通しを与え、米軍がトマホークの供給能力を大幅に引き上げる取り組みを正式契約の段階へ進めたものとなる。
