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英国防省は現地時間7月6日、ノルウェー海でNATO任務中の英空母HMSプリンス・オブ・ウェールズにロシア軍のTu-142(NATOコード名Bear-F)海上哨戒機が接近し、艦載F-35戦闘機が対応したと明らかにした。ロイターによると、ロシア機は低高度で空母に不必要に近づき、英国側は「安全を欠き、プロフェッショナルではない」と非難した。
低高度での接近とソノブイ投下
事案は7月2日に発生した。ロシア機はHMSプリンス・オブ・ウェールズの近くで多数のソノブイを投下した。ソノブイは海中の音を捉え、潜水艦などを探知するために使う装置で、海上哨戒機による海域監視に用いられる。
空母からはF-35戦闘機2機が発進し、ロシア機が現場を離れるまで対応した。英国側は、空母打撃群の近傍での低高度接近と装置投下を、安全面で問題のある行動と受け止めている。
NATO任務中の英空母打撃群
HMSプリンス・オブ・ウェールズはアイスランド沖でNATO指揮下に入り、ハイノースで航空警戒任務を実施している。ハイノースは北大西洋から北極圏周辺にかけた高緯度地域を指し、英国はロシアの脅威増大への対応として同海域での活動を強めている。
英政府は、欧州の空母からNATOの航空警戒任務を行うのは初めてだとしている。6日の別発表では、HMSプリンス・オブ・ウェールズ、駆逐艦HMSダンカン、補給艦RFAタイドスプリングを含む空母打撃群に、英国要員1500人超が参加していると説明した。
