米宇宙企業SpaceX 2026年6月IPOで最大750億ドル調達へ

SpaceX、最大750億ドルIPO計画 時価総額1.77兆ドル規模に

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SEC提出資料やAP通信、Reutersなどによると、米宇宙企業SpaceXは2026年6月の新規株式公開(IPO)で、Class A普通株5億5555万5555株を1株135ドルで売り出し、最大750億ドル規模を調達する計画だ。条件通りなら想定時価総額は1兆7500億〜1兆7700億ドル規模となり、実現すれば過去最大のIPOとなる。フォーブスの資産評価を前提にすると、イーロン・マスク氏の純資産が1兆ドル規模に乗る可能性もある。

サウジアラムコを上回る調達規模

売り出し株数は5億5560万株とされる。調達額750億ドルは、2019年にサウジアラムコが記録した約260億ドルを大きく上回る水準で、単なる大型上場ではなく、IPO市場の歴史を書き換える案件となる。

修正目論見書ベースでは、マスク氏は52億2000万株のクラスB株を通じ、82.4%の議決権を持つ見通しだ。上場で外部株主を迎え入れても、経営上の支配権は引き続きマスク氏に強く残る構図となる。

一方、SpaceXは高成長企業であると同時に、巨額投資を続ける企業でもある。2025年の売上高は187億ドル、営業損失は26億ドルとされ、投資家は宇宙輸送や衛星通信への期待だけでなく、赤字を抱えたまま上場するリスクも見極めることになる。

焦点は初値と実勢評価

上場時期は6月とされ、Reutersは6月12日にも取引が始まる見通しだと報じている。ただ、公開価格135ドルは上場前の条件であり、上場後の株価や時価総額は市場での初値形成によって改めて評価される。

アクシオスは、SpaceXの浮動株比率が5%未満にとどまる計画だとも伝えている。市場で自由に売買される株式が少ないという意味で、需給が株価を大きく動かしやすい一方、S&P500への早期採用は少なくとも1年間は見込まれていない。上場直後に指数連動資金が一斉に流入する展開にはなりにくい。

フォーブスの評価では、マスク氏の純資産は8260億ドル、SpaceX持ち分は5420億ドルとされる。SpaceXの評価額が約1兆7700億ドルまで切り上がるという条件なら、試算上は純資産が約2230億ドル増え、世界初の「トリリオネア」に近づく。最終的には、IPO条件で示された評価額が市場でどこまで実勢価格として認められるかが問われる。

参考・出典

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