シンガポールで米国防長官、イラン核協議不調なら攻撃再開の用意

ヘグセス氏、対イラン攻撃再開の用意を表明 合意交渉の停滞に警告

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ヘグセス米国防長官は5月30日、シンガポールで、イランとの合意が成立しなければ米国は攻撃を再開できる態勢にあると述べた。停戦延長案をめぐって米イラン間にはなお隔たりが残り、5月31日時点でも米側の最終判断は発表されていない。4月の停戦後も、米国が軍事再開の選択肢を残したまま、より広い和平合意や核問題を含む協議に臨んでいる構図が改めて浮かぶ。

停戦後も残る軍事圧力

ホワイトハウスは、トランプ大統領が4月7日に停戦を命じ、イランが停戦とホルムズ海峡の再開に同意したと翌8日に説明した。米側は同時に、停戦を最終解決ではなく、より広い和平合意に向けた交渉の一部と位置付けている。

ヘグセス氏は今回、必要になれば攻撃を再開できる能力があり、備蓄面でも対応できるとの考えを示した。米軍の戦闘態勢は紛争初日より強固になっているとの認識も示しており、停戦後も軍事的な圧力を緩めていないことを強調した形だ。

ホルムズ海峡と核問題を含む焦点

協議の焦点は、戦争終結そのものにとどまらない。世界の原油輸送の要衝であるホルムズ海峡の段階的な再開や、イランの核兵器取得を阻止するための詳細協議も含まれる。軍事衝突を止めるだけでなく、その後の安全保障の枠組みをどう作るかが問われている。

ただ、ヘグセス氏の発言は条件付きの警告であり、攻撃再開を決定したものではない。停戦を持続的な安定につなげるには、最終合意の承認だけでなく、ホルムズ海峡の扱いや核問題をめぐる未解決の争点をどこまで詰められるかが鍵となる。

参考・出典

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