ウクライナのゼレンスキー大統領、プーチン氏に第三国首脳会談提案

ウクライナ、中立国での首脳会談を対ロ提案 ロシアは書簡確認も開催合意にはまだ至らず

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ウクライナのゼレンスキー大統領は4日、ロシアのプーチン大統領に宛てた公開書簡で、戦争終結に向けた首脳会談を提案した。開催地はモスクワやキーウではなく、スイス、トルコ、アラブ諸国などの中立的な第三国とするよう求めた。書簡では、交渉中の全面停戦や全捕虜交換にも応じる考えを示している。ロシア側は書簡を確認したものの、首脳会談の開催合意には至っておらず、ゼレンスキー氏は対話提案と抗戦継続の姿勢を並べて打ち出した形だ。

中立国での直接会談を提案

書簡では、ゼレンスキー氏が「会談を提案する」と明記し、首脳同士が戦争終結に関わる主要事項を決めるべきだとの考えを示した。開催地としてはスイス、トルコ、アラブ諸国を例に挙げ、双方の首都を避けることで交渉の場を整える狙いをにじませた。

提案には、交渉期間中の全面停戦、全捕虜交換、連れ去られた民間人や子どもの返還も含まれる。ゼレンスキー氏は、欧州や米国が安全保障の保証に関与する枠組みにも言及し、単なる会談要請ではなく、停戦と保証を組み合わせた協議として位置付けた。

ウクライナ外務省は同日、この公開書簡を外交ルートを通じてロシア側に送る方針を示し、「実質的な返答」を期待すると説明した。SNSや公開文面だけでなく、正式な対ロ連絡として扱う構えである。

焦点はロシア側の対応

首脳会談の開催は決まっていない。ロシア大統領府のペスコフ報道官は書簡を確認したとし、プーチン氏に報告する予定だと説明した。一方で、ゼレンスキー氏が望むならモスクワで会談できるとの立場にも言及しており、ウクライナ側が求める中立国開催とは隔たりが残る。停戦や包括的な和平をどこまで議題にできるかも見通せない。

ゼレンスキー氏は前日の3日、NATOのルッテ事務総長とキーウで共同記者会見に臨んでいた。今回の書簡は、ロシアを交渉の場に向かわせる圧力や安全保障保証をめぐる議論が続く中で出された、首脳級の直接対話提案に当たる。

参考・出典

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