ウクライナのゼレンスキー大統領、ロシアの新たな大規模攻撃に警戒

ゼレンスキー氏、ロシアの新たな大規模攻撃準備を警告 防空支援を最優先に

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ウクライナのゼレンスキー大統領は5月29日の演説で、同国の情報機関の分析として、ロシアがウクライナへの新たな大規模攻撃を準備していると警告した。国民に空襲警報への注意を呼びかけ、空軍と防空部隊はこれまで通り24時間態勢で任務に当たると表明した。

防空支援を最優先に位置づけ

ゼレンスキー氏は同じ演説で、防空とウクライナ空域の防護支援を最優先事項に位置づけた。ミサイルやドローンを迎撃する能力は、市民生活と重要インフラを守るための直接的な防壁となる。

欧州のパートナー国などと資金を持ち寄り、パトリオット向けミサイルを含む調達を進めているとも説明した。一方で、十分な供給を確保できるかは米国に左右されるとの認識を示した。

直前の28日には、AP通信が、ゼレンスキー氏がロシアの弾道ミサイル攻撃に対抗するため、米国にパトリオット用ミサイルの追加供与を強く求めていると伝えていた。パトリオットは弾道ミサイル迎撃の中核となる装備で、発射機だけでなく迎撃ミサイルの継続的な補充が欠かせない。

直前の大規模攻撃が背景

今回の警告の背景には、ロシアによる直近の大規模攻撃がある。AP通信などによると、5月23日夜から24日未明にかけて、ロシアはウクライナに対し約600機の攻撃型ドローンと90発のミサイルを使った大規模攻撃を行った。

警告された攻撃の実施時期や規模、使用兵器、主な標的は公表されていない。ただ、警告後もロシアの大規模なドローン攻撃は続き、AP通信は5月31日、ウクライナ空軍がロシアのドローン299機のうち212機を撃墜したと説明したと報じた。この攻撃がゼレンスキー氏の警告した大規模攻撃に当たるかは確認されておらず、米欧からの防空弾薬の供給速度と空襲警報への警戒継続が引き続き重要となる。

参考・出典

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