「OTC類似薬」は保険適用維持 厚労省が自己負担上乗せ案
市販薬と成分や効果が近い処方薬「OTC類似薬」をめぐり、厚生労働省が新たな負担のあり方を示した。公的医療保険の対象からは外さず、患者の自己負担を上乗せする案で、27日に開かれた社会保障審議会の医療保険部会ではおおむね支持が集まったという。年末までに見直しの方向性を固める方針で、薬局の棚に並ぶ保湿剤や抗アレルギー薬を前に、誰がどこまで負担するのかという線引きが問われている。
行政、公共政策、社会制度、インフラ、治安や法制度など、 私たちの生活に関係する「見えにくい公共領域」を扱います。
税、医療、教育、防災、行政に加え、 犯罪や事件を通じて浮かび上がる社会構造や制度の課題にも注目。
ニュースの先にある生活への影響を整理し、 公共を「自分ごと」として理解するためのカテゴリです。
市販薬と成分や効果が近い処方薬「OTC類似薬」をめぐり、厚生労働省が新たな負担のあり方を示した。公的医療保険の対象からは外さず、患者の自己負担を上乗せする案で、27日に開かれた社会保障審議会の医療保険部会ではおおむね支持が集まったという。年末までに見直しの方向性を固める方針で、薬局の棚に並ぶ保湿剤や抗アレルギー薬を前に、誰がどこまで負担するのかという線引きが問われている。
自営業者らが加入する国民健康保険の保険料について、厚生労働省が来年度から年間上限を110万円に引き上げる方針を固めた。あわせて、現在は未就学児に限られている保険料の軽減を高校生年代まで広げる制度改正を2027年度から実施する方向だ。医療費の増加が続くなか、高所得世帯には追加負担を求めつつ、子育て世帯や中所得層の家計をどう守るのかが問われている。
年末商戦を前に、宅配の足並みが乱れ始めている。11月26日、ヤマト運輸と佐川急便が、荷物の増加に伴う配達遅延を相次いで公表した。日時指定の荷物にも影響が及ぶ見込みで、利用者には「いつ届くか分かりにくい」不安が広がる。ネット通販や贈り物の発送をどう前倒しし、混雑期と付き合うかが問われている。
激しい雨が降る被災地で、上空のドローンカメラから送られた映像が、遠く離れた対策本部の大型モニターに途切れず映り続ける。周囲では無線で指示を飛ばす声が重なり、現場の隊員は画面を見ながら迂回路を決めていく。こうした「止められない通信」を、地上の基地局ではなく宇宙を経由して支える技術として、NECが新たな衛星ネットワーク制御を打ち出した。
北九州市の警察寮で、冬の夜に響いていたのは訓練の号令ではなく、笑い声と押し殺したため息だったという。水難事故現場で冷たい海に身を沈めるスクーバ部隊の隊員たちの一部が、任務外の場で屈辱的な行為を強いられていたことが、福岡県警の内部調査で明らかになった。命を守るための専門部隊で、なぜ心身を追い詰めるようないじめが起きたのか。県警が十数人の処分に踏み切る背景には、組織文化と管理体制のゆがみが浮かぶ。
26日午前、京都地裁の法廷に静かなざわめきが広がった。黒縁の眼鏡を指で押し上げた男が、傍聴席を一瞥して被告席に座る。特定危険指定暴力団・工藤会系の組幹部、田中幸雄被告(59)だ。2013年に「餃子の王将」を展開する王将フードサービス社長だった大東隆行さん(当時72)が銃撃され死亡した事件の初公判で、田中被告は起訴内容を否定し、自らの無実を強い調子で訴えた。
エルサレムの軍報道官室で声明文を読み上げる声が静まり、報道陣の間にざわめきが広がった。イスラエル軍が2025年11月26日、占領下のヨルダン川西岸北部で新しい軍事作戦を始めたと公表したのだ。軍はこれを「対テロ作戦」と呼ぶが、その言葉は現地で暮らす人々の日常に、さらに濃い影を落としている。停戦が成立したガザからは離れた地で、緊張だけが積み重なっている。
声明が読み上げられる間も、北部の村では家族が子どもの帰りを待ち続けていた。ナイジェリアのボラ・ティヌブ大統領は2025年11月26日、1週間で数百人が拉致された事態を受け、「国家緊急事態」を宣言した。標的となったのは、通学途中の児童や礼拝に集まった人びとであり、学校や教会、農場が次々と襲われている。
記者団を前に、ジム・オキャラハン法相が数字を読み上げる声がやや強まった。人口増加率1.6%、EU平均の約7倍――。11月26日、アイルランド政府は移民と難民の受け入れ条件を一斉に厳しくする方針を打ち出した。住宅不足や公共サービスの逼迫が続くなか、「制御された人口増」が必要だと判断したからだ。
男が路上で押さえ込まれる映像が、沖縄市の若者たちのスマートフォンで繰り返し再生されている。米軍嘉手納基地近くの繁華街で、米軍の憲兵が米国人の民間人を取り押さえたとされる動画だ。米軍の準機関紙「星条旗新聞」電子版は2025年11月26日、この映像を受けて在日米軍が沖縄で続けてきた単独パトロールを一時停止し、対応を検証すると伝えた。基地外での取り締まりをめぐり、あらためて権限の線引きが問われている。
会見場で国土交通省の担当者が人事の資料を掲げ、新しい知らせを読み上げた。国際民間航空機関ICAOの次期理事会議長に、日本が候補として推してきた大沼俊之氏が選出されたという内容である。世界の空のルール作りを担うトップポストに日本人が就くのは初めてで、アジア大洋州地域からの議長誕生も前例がない。静かな会見場に小さなどよめきが広がった。
裁判所に提出された書類の束を前に、米OpenAIはひとりの16歳の死と向き合う姿勢を示している。ChatGPTが自殺計画に関与したと主張する遺族の訴訟に対し、同社は2025年11月26日(現地時間)の文書で「引用されたチャットはごく一部にすぎず、全体像を見なければ公正な判断はできない」と訴えた。悲劇的で複雑な事案だとしつつ、精神状態や生活背景を含む詳細な文脈を、プライバシーに配慮しながら裁判所に示…
警察官がスタジアム前の柵を動かす音が、夕方の上海スタジアムに乾いた金属音を響かせた。2025年11月26日夜、アジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)1次リーグでヴィッセル神戸が上海申花と対戦したこの一戦では、日本のクラブを乗せたバスが到着するたび、黒い制服の列が素早く動き、サポーターを囲むように通路をつくった。台湾有事を巡る高市早苗首相の国会答弁で日中関係が冷え込むなか、在上海日本総領…
サイレンが途切れなく鳴り続ける中、黒い煙が高層住宅群を覆っていた。香港北部・大埔区の住宅団地「宏福苑」で2025年11月26日午後、大規模な火災が起き、27日朝までに消防士1人を含む44人の死亡が確認された。重体の負傷者は40人余り、連絡が取れない住民はおよそ279人に上るとされ、今も行方の分からない人を探す家族の列が続いている。
サイレンが重なる夕方のワシントン中心部で、巡回中の州兵が突然倒れ込んだ。2025年11月26日午後、ホワイトハウスから歩いて数分の地下鉄駅近くで起きた銃撃は、治安維持の任務に就いていた2人を重体に追い込み、日常のざわめきの上に鋭い緊張をかぶせている。
官邸の会議室で資料が配られ、閣僚たちがページをめくる音が重なった。2025年11月26日、外国人政策の見直し案の骨格が示されたのだ。税や社会保険料、医療費の不払いといった情報を、国と自治体のあいだでより緊密にやり取りし、在留資格の審査や子育て支援の給付に反映させる構想である。背景には、まじめに負担を果たす人ほど報われにくいという不満と、制度への信頼を立て直したいという焦りがにじむ。
米カリフォルニア州の法廷で、分厚い書類の束が静かに机に置かれた。そこには、Instagramを「麻薬のようだ」「自分たちはほとんど売人だ」と語るメタ社員の内部メモが含まれていたという。未成年のメンタルヘルスに深刻な悪影響を与えたとして、FacebookやInstagramを運営するメタを訴えた集団訴訟。その争いの只中で、プラットフォームがどれほど中毒性や危険性を自覚していたのかを示す記録が次々と公…
「寒いけど、もう少し頑張ってください」。25日夜、大阪府吹田市の商業施設エキスポシティにそびえる観覧車オオサカホイールの高所で、消防隊員の声が暗い空気の中に響いた。夕方の落雷がきっかけで観覧車が止まり、家族連れなど9組、約20人がゴンドラに閉じ込められたのだ。救助が完了したのは約9時間後の26日午前2時40分ごろで、けが人はいなかったが、長時間の足止めは国内最高高さを誇る施設の安全体制に光を当てて…
市役所の窓口で、担当職員は高齢女性の首元に目を留めた。深いしわの間からのぞく濃い黒い毛、手やあごにも同じような毛が生えている。違和感を覚えた職員が通報した先で浮かび上がったのは、母親そっくりに化粧を施した57歳の男という異様な姿だった。イタリア北部マントバ近郊で、死亡した母を装って年金を受け取り続けていた疑いのある息子の事件は、静かな地方都市の日常を一変させた。
台北の法廷に向けて書類を抱えた弁護士たちが歩みを早めるその日、半導体受託生産最大手のTSMCは、かつての中枢メンバーを訴える決断を下した。2025年11月25日、同社は長年研究開発を率いた元シニアバイスプレジデントの羅唯仁(Lo Wei-jen)氏を相手取り、台湾の知的財産・商業裁判所に提訴したのである。新たな勤務先は競合のIntel Corp.。最先端チップを巡る情報が、企業間と国家の神経を逆な…