中国外務省 定例会見で小泉防衛相演説を全く根拠なしと批判

中国外務省、小泉防衛相のシャングリラ会合発言を非難 「根拠なし」と対話姿勢にも強く反発

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中国外務省は1日の定例記者会見で、小泉進次郎防衛相が前日にシンガポールで開かれた第23回IISSアジア安全保障会議(シャングリラ会合)で行った発言について、「全く根拠がない」と非難した。小泉氏は演説で、中国を直接名指しして軍拡批判を展開したわけではないが、力や威圧による一方的な現状変更への反対や、透明性を欠く軍備増強への懸念を表明していた。

「責任転嫁」と反発した中国外務省

中国外務省の林剣報道官は、小泉氏の発言について「責任転嫁を試み、混乱を作り出すものだ」と批判した。会見では、小泉氏の発言が中国への暗黙の批判として問われており、中国側はこの問題提起に強く反応した形だ。

小泉氏は31日の演説で、「力や威圧による一方的な現状変更は容認できない」と述べた。さらに、透明性を欠く軍備増強や意図が明確でない行動は、不信や誤算の原因になると指摘した。軍事的な意図が見えにくいほど、相手国は最悪の事態を想定しやすくなり、地域の緊張が高まりやすいという趣旨である。

演説では「分断は抑止を弱め、結束は抑止を強める」とも訴えた。抑止とは、相手に「行動すれば代償が大きい」と思わせ、軍事的な衝突や威圧を思いとどまらせる考え方だ。小泉氏は、地域の安定には関係国の足並みが重要だとの立場を示した。

けん制と対話維持を併記

一方で、小泉氏は対話継続も強調した。演説では、日本は「すべての国との対話に常にオープン」と述べ、地域と世界の平和と安定のため、中国を含む関係国と意思疎通を重ねる考えを示した。中国外務省はこの対話姿勢についても「形式的で誠意がない」と反論しており、双方の温度差が浮き彫りになった。

今回の反応により、小泉氏のシャングリラ会合での発言は、日中間の公的なやり取りに発展した。現時点で、日本政府や防衛省による追加反論、日中防衛当局間の新たな対話日程は確認されていない。

参考・出典

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