コンゴ民主共和国のエボラ流行、感染635人死者127人に拡大

コンゴ民主共和国、エボラ感染635人・死者127人 イトゥリ州で拡大続く

※記事を視覚化したイメージであり、実際の事象とは異なります。

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6月10日に示された最新の当局集計ベースの報道によると、コンゴ民主共和国で拡大するエボラ病の流行は、感染確認が635人、死者が127人に増えた。直近24時間では北東部イトゥリ州で37人の新規感染が確認され、このうち12人が死亡した。流行は同州のTchomia保健地区にも広がり、影響を受けた保健地区は全国で26、イトゥリ州内で18に増えた。

イトゥリ州を中心に続く封じ込め対応

同じ24時間では8人の回復も確認され、回復者は累計30人となった。治療と並行して、感染者と接触した可能性のある人を把握し、発症の有無を追う封じ込め対応が続いている。エボラ病は発熱、強い倦怠感、嘔吐、出血を伴うことがある感染症で、早期発見と接触者追跡が流行抑止の要となる。

今回の流行は、コンゴ民主共和国政府が5月15日に宣言した。病原体はエボラウイルスの一種であるBundibugyo virusで、WHOは1976年以降、同国で17回目のエボラ流行として整理している。

流行の中心はイトゥリ州だが、対応範囲は北キブ州、南キブ州にも及んでいる。5月下旬までに複数州で感染監視が必要な状況となり、6月6日時点ではイトゥリ、北キブ、南キブの3州で接触者追跡が行われている。

越境リスクをにらむ国際対応

WHOは5月17日、コンゴ民主共和国とウガンダで確認されたBundibugyo virusによるエボラ病について、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」に当たると判断した。国境を越えてウガンダにも症例が波及しており、国内対応だけでなく周辺国を含む広域の監視が課題となっている。

WHOアフリカ地域事務所は、治安不安や人口移動、交易や採掘に伴う往来が対応を難しくしていると説明している。人の移動が多い地域では、感染者の移動経路や接触者を追い切ることが難しくなり、流行の連鎖を断つ作業に時間がかかる。

対応の中心は、イトゥリ州内でのさらなる拡大を抑え込み、北キブ州、南キブ州、さらにウガンダ側への波及を管理することにある。流行期の集計は後続の確認で修正される可能性があり、WHOは直近の増加について、検査能力の拡大に伴い過去に採取されたサンプルの確認が進んだ影響もあるとしている。

参考・出典

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