イランとイスラエル、相互攻撃を停止へ トランプ氏が即時停戦促す

イランとイスラエル、相互攻撃停止を表明 レバノン戦線に再燃リスクなお残す

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イランとイスラエルは6月8日、相互攻撃をいったん停止する姿勢を示した。トランプ米大統領が双方に「直ちに撃ち合いをやめる」よう求めた後、イランは対イスラエル軍事作戦の停止を発表し、イスラエル側もイランへの空爆停止に応じたと伝えられた。ただ、イランはイスラエルがレバノンでイスラム教シーア派組織ヒズボラへの攻撃を続ければ、攻撃を再開し、より強く反撃すると警告した。

レバノン戦線を残した条件付き停止

今回の応酬の直接の引き金は、イスラエルによるベイルート南郊への攻撃だった。イランはこれに対する報復としてミサイルを発射し、4月の停戦後に抑え込まれていたイラン・イスラエル間の直接的な軍事衝突が再び表面化した。

イスラエルはイラン本土への攻撃停止に動く一方、レバノンでのヒズボラへの作戦は続ける立場を示している。つまり、イランとの直接衝突は抑えるが、レバノン戦線は別枠として扱う構えだ。

これに対し、イラン側は停止表明に条件を付けた。イスラエルが南レバノンやベイルート南郊への攻撃を続ける場合、イランはより強い反撃に出るとしており、停止は全面的な停戦ではなく、レバノンでの軍事行動に左右される不安定なものとなっている。

4月停戦後の不安定な沈静化

今回の攻撃応酬は、4月の停戦後では初めての本格的な再燃となった。停戦後もレバノンではイスラエルとヒズボラをめぐる緊張が続き、イランはレバノンでの攻撃継続を対イスラエル作戦再開の条件として結びつけている。

イスラエルがレバノンで作戦を続ける限り、イランとの停止表明は不安定さを抱える。米国の働きかけで直接衝突はいったん抑えられたが、イラン本土への攻撃停止だけでは緊張緩和は完結しない。レバノン戦線が再び全体の火種になる構図は残っている。

参考・出典

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