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ウクライナのゼレンスキー大統領は現地時間2026年7月10日、長距離攻撃を統括する「長距離(グローバル)影響司令部」と、強襲部隊・無人機・砲兵を組み合わせる「統合即応部隊」の創設をそれぞれ大統領令で命じた。ロシアの戦争遂行能力低下と前線対応の迅速化を狙う。
司令部創設へ資源を集中
大統領令は、ウクライナ政府と軍総司令官、軍参謀本部に対し、新司令部の創設に必要な措置を講じるよう指示した。国防相と軍総司令官には、司令官候補を速やかに選び、承認手続きに付すよう命じた。
ゼレンスキー氏は現地時間同日夜の演説で、利用可能な資源を新司令部に集中させ、ロシアの戦争遂行能力を一段と低下させる方針を示した。長距離影響司令部の司令官氏名や編制、人員規模、指揮系統、運用する兵器体系は公表されていない。
強襲部隊・無人機・砲兵を統合する即応部隊
ゼレンスキー氏は同日、別の大統領令第592/2026号にも署名し、「統合即応部隊」の創設を命じた。大統領令は、まずウクライナ陸軍内に同部隊を設け、将来的に独立した軍種へ移行させる案も検討するよう、政府、軍総司令官、参謀本部に指示した。
統合即応部隊は、強襲部隊の戦闘能力に無人機、砲兵などを組み合わせ、前線の変化へ迅速に対応する役割を担う。長距離攻撃を統括する長距離影響司令部とは別の組織である。
ゼレンスキー氏は、第8空中強襲軍団司令官のドミトロ・ヴォロシン准将にこの任務を託す方針を明らかにした。一方、大統領令は国防相と軍総司令官に対し、司令官候補を速やかに正式な承認手続きへ付すよう命じている。詳細な編制、発足時期、予算、装備配分は公表されていない。
