カンボジア南部カンポット州裁判所、韓国人学生殺害で中国籍6人に終身刑

カンボジア裁判所、中国籍6人に終身刑 韓国人学生殺害と加重詐欺で有罪

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カンボジア南部で韓国人学生が拷問・暴行を受け死亡した事件をめぐり、カンポット州裁判所は27日、中国籍の被告6人全員に終身刑を言い渡した。裁判所は、拷問・残虐行為を伴う殺人と組織的な加重詐欺を認定し、オンライン詐欺拠点に絡む重大事件として刑事責任を示した。

全被告に有罪認定、押収物も没収

被害者は22歳の韓国人学生パク・ミンホさんで、2025年8月にカンポット州で遺体が見つかった。公判は5月6日に始まり、判決は27日付で出された。

裁判所は6被告全員を有罪とし、事件に関連して押収された物品の没収も命じた。判決の柱は、殺人だけでなく、組織的な加重詐欺を伴う犯罪として位置付けた点にある。暴力を伴う死亡事件とオンライン詐欺拠点の運営が結び付く構図に対し、司法が重い判断を示した形だ。

オンライン詐欺拠点問題に波及

複数の主要報道によると、事件は韓国国内で強い反発を招き、カンボジアに広がるオンライン詐欺拠点への国際的な懸念を一段と高めた。オンライン詐欺拠点は、投資話や高収入の求人などを装って人を集め、詐欺に関与させる組織的な施設を指し、人身取引や暴力を伴うケースが東南アジアで問題化している。

韓国側は昨年10月、ボコー山周辺などカンボジア国内の一部地域に渡航制限を発動した。その後、両国はオンライン詐欺対策で協力を強める方向を確認し、韓国側は取り締まり強化や韓国人関係者の送還対応を求めた。

判決により6被告の刑事責任は示されたが、今後は控訴の有無に加え、残る関係者への対応や、詐欺拠点の摘発が実効性を伴うかが焦点となる。

参考・出典

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