WHO・ユニセフ、2025年の世界乳幼児接種率公表 麻疹2回接種は77%

WHO・ユニセフ、2025年の世界予防接種率を公表 麻疹2回接種は世界で77%にとどまる

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WHOとユニセフは2026年7月15日付で、2025年の世界の乳幼児予防接種率を公表した。ジフテリア、破傷風、百日せきを防ぐDTPワクチンの接種率は小幅に改善した一方、麻疹ワクチンの2回接種率は77%にとどまった。

DTP接種率は改善、ゼロ投与児は1350万人

通常の保健サービスを通じた13疾病の接種動向を扱うWHO・ユニセフ全国予防接種率推計(WUENIC)には、185カ国がデータを提供した。DTPの初回接種率は90%で約1億1600万人、3回完了率は85%で約1億1000万人となり、いずれも前年から1ポイント上昇した。ただし、2019年の水準を1ポイント下回る。

DTPの初回接種を受けていないことを指標とする「ゼロドーズ児」は1350万人で、前年より約75万人減った。半数超は紛争や脆弱性の影響を受ける国・地域で暮らす。両機関は、ゼロドーズ児の削減に向けた2030年目標の達成軌道から、世界はさらに外れているとした。

麻疹2回接種は95%の目安に届かず

麻疹ワクチンの初回接種率は84%、2回接種率は77%で、流行予防に必要とされる95%を下回った。DTPの初回接種後に麻疹ワクチンの初回接種を受けなかった乳児も730万人に上る。2025年には57カ国が、大規模または社会・保健サービスに混乱を及ぼす麻疹流行を報告した。

WHOとユニセフは、紛争や避難、貧困、接種忌避、保健システムの制約などが、国別の接種率を不安定にする要因だと指摘した。過去2年に発表された国際保健資金削減の全面的な影響は、今回の推計にはまだ反映されていないとしている。

参考・出典

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