英政府、16・17歳のSNS利用を初期設定で深夜遮断へ 変更で解除可能

英政府、16・17歳のSNS深夜利用を初期制限 午前0時から6時までアクセス遮断

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英政府は7月15日(現地時間)、16・17歳が利用する対象のソーシャルメディアアプリについて、午前0時から午前6時までアクセスできない設定を初期状態にする方針を発表した。利用者自身による設定変更は可能とする。

深夜帯の利用と自動再生を初期設定で停止

新たな措置は、16歳になった時点でオンライン上の保護が急に弱まる状態を避ける狙いがある。強制的な全面禁止ではなく、16・17歳は初期設定を変更すれば夜間も利用できる。

動画の自動連続再生や、個人向けコンテンツを次々に表示するフィードなど、長時間利用を促す機能も初期設定で無効にする。英政府はすでに、同年齢層について、ライブ配信と、ゲームを含む見知らぬ相手との通信を初期設定で停止する方針を示している。

リズ・ケンドール科学・イノベーション・技術相は、若者の睡眠を確保し、学校やカレッジでの学業への集中、家族や友人と過ごす時間を守るための措置だと説明した。

家庭実証では睡眠改善を自己申告

英政府が7月14日(現地時間)に公表した調査では、英国の10代と保護者300人超が、1日15分の利用制限、午後9時から午前7時までの夜間遮断、ソーシャルメディアアプリの削除を家庭で試した。

夜間遮断は3つの方式の中で日常に組み込みやすく、参加者から睡眠や翌日の集中の改善が最も一貫して報告された。一方、夜間の友人との連絡が途切れることによる孤立感や、制限前後に利用が集中する傾向も確認された。

ただし、調査は比較的小規模な質的研究で、参加者の自己申告に基づく。因果関係や英国全体への一般化を証明するものではなく、実証の午後9時から午前7時という時間帯も、今回の政策案とは異なる。

16歳未満の利用禁止は2027年春を想定

今回の措置は、英政府が6月15日(現地時間)に発表した、プラットフォーム事業者による16歳未満へのソーシャルメディア提供を禁じる計画に追加される。子どもや保護者を処罰する制度ではなく、事業者側に年齢確認などの対策を求める。

政府は規制対象の例としてSnapchat、TikTok、YouTube、Instagram、Facebook、Xなどを挙げている。WhatsAppやSignalなどのメッセージングサービスは含めず、YouTube Kidsなど有害な機能を持たない一部サービスには限定的な免除を設ける方針だ。

最初の規則は2026年末までに議会へ提出され、2027年春の施行が見込まれている。深夜制限を適用する個別のアプリや最終的な免除範囲は、今後の規則策定で具体化される。

参考・出典

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