富士通、米AI企業Anthropicと戦略提携 基幹システム活用を高度化

富士通、Anthropicと戦略提携 Claude活用で企業AI導入を実装段階に

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富士通は27日、米AI企業Anthropic PBCと戦略的パートナーシップ契約を締結したと発表した。Anthropicの先端AI技術と、富士通が持つ業種・業務知見、ミッションクリティカル領域でシステムを構築・運用してきた力を組み合わせ、日本企業のAI活用と重要インフラを含む社会基盤の安全性・信頼性強化につなげる狙いだ。

自社を先行導入の場に

富士通は、自社を「Customer Zero」と位置づける。これは、顧客に提供する前に自社の業務で先に使い、効果や課題を確かめる考え方だ。同社のAIサービス「Takane」やAIプラットフォーム「Fujitsu Kozuchi」に加え、Anthropicの生成AI「Claude」を活用し、グループ全社員約10万人の業務高度化や開発生産性の向上につなげる。

提携は、生成AIを試験的に使う段階にとどめず、顧客向けのソリューション開発と提供につなげる実装志向の取り組みとなる。富士通は同日、OpenAIとの連携も含めてAI戦略の拡張を打ち出しており、Anthropicとの提携はClaudeを組み込んだFDE事業や社内実践を強める動きとして位置づけられる。

企業向けAI競争の加速

富士通は25日にも、自律的に業務へ適応するマルチAIエージェント技術の開発を公表しており、今回のAnthropic提携はAI強化策が相次ぐ流れの中にある。AIエージェントは、単に文章を作るだけでなく、複数の手順を判断しながら業務を進める仕組みで、企業の実務への組み込みが焦点になっている。

Anthropicも企業向けの協業を広げており、2月にはInfosysと通信、金融、製造、ソフトウェア開発向けの企業AIソリューションで連携すると発表している。富士通との提携では、Anthropicの最新AIモデルへの早期アクセスは確認できる一方、対象モデルの範囲、商業条件、顧客向けサービスの提供開始時期などの詳細は公表資料で詳しく示されていない。

参考・出典

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