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NATOは7月7日、スウェーデンの防衛大手サーブ製「グローバルアイ」を将来の空中早期警戒管制(AEW&C)能力を担う機種に選び、最大10機の取得に向けて正式交渉を始めると発表した。契約はまだ締結されておらず、サーブも現時点で受注は成立していないと明らかにした。
共同調達で進む能力更新
発表は、アンカラで開かれたNATO首脳会議関連の防衛産業フォーラムで行われ、マルク・ルッテ事務総長がサーブとの正式交渉開始を示した。交渉相手はNATO Support and Procurement Agency(NSPA)で、NATO加盟国の装備調達を担う機関だ。
空中早期警戒管制は、上空から広い範囲を監視し、航空機や艦艇などの動きを把握して味方部隊の運用を支える「空飛ぶ司令塔」に近い役割を持つ。NATOはグローバルアイの共同調達を通じ、既存のAEW&C能力を近代化し、監視や状況認識の力を高める方針だ。
広域監視を担うグローバルアイ
グローバルアイは、ボンバルディア・グローバル6500を機体の土台とし、サーブのErieye Extended Rangeレーダー、複数のセンサー、指揮統制用のC2システムを統合した空中早期警戒管制システムだ。サーブは、陸海空の広い範囲を監視できる能力を持つと説明している。
スウェーデン政府は、NATOがAWACS後継としてグローバルアイを選び、最大10機の購入交渉を始めると公表した。最終的な契約機数、契約額、納入開始時期、整備や維持管理を含む支援契約の範囲は確定していない。ロイターは、サーブのCEOが契約規模を最大45億ドル、1機当たり4億〜4億5000万ドル程度と見込んでいると伝えた。
