カナダのカーニー首相、NATOで防衛銀行DSRB支持を歓迎

カナダ主導の防衛金融機関DSRB、9カ国が設立意思を表明 アンカラNATO会議で

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カナダのマーク・カーニー首相は現地時間7日、アンカラで開かれているNATO首脳会議に合わせ、カナダ主導の新たな多国間防衛金融機関「防衛・安全保障・レジリエンス銀行(DSRB)」に対する8カ国の支持を歓迎した。同日公表された首脳宣言で、カナダを含む9カ国はDSRB設立に向けた共通の意思を表明した。

9カ国による設立意思の表明

設立意思を表明したのは、カナダ、アルバニア、ベルギー、ギリシャ、ラトビア、ルクセンブルク、ルーマニア、トルコ、ウクライナの9カ国である。カナダを除く8カ国は、銀行の初期方針や指針の策定、運営設計、加盟国経済に利益が行き渡る仕組みづくりに関わる。

DSRBをめぐっては、4月にモントリオールで設立協定に当たる文書の交渉が成功し、制度づくりを進める土台が整っていた。3月時点では18カ国の代表が設立に向けた対面交渉をモントリオールで始めており、7日の宣言は、そのうち9カ国の首脳が設立意思を公にそろえた形となる。

防衛供給網に長期資金を回す構想

DSRBは、防衛、安全保障、レジリエンス分野のサプライチェーンに長期・低コストの資金を供給する構想だ。レジリエンスは、危機や攻撃を受けても供給網や社会機能を維持し、回復する力を指す。銀行は保証や融資を通じ、政府や中小企業の資金調達を支える役割を担うとされている。

カナダ政府は、ロシアによるウクライナ全面侵攻を背景に、同盟国の備蓄補充や防衛能力の拡大を支える資金動員が必要だとしている。4月の多国間交渉では、参加国がカナダをDSRBの将来本部のホスト国に全会一致で選んだ。カナダ政府は今後、各国に国内の条約手続きを進めるよう促し、DSRBを2027年に運用可能にすることを共通目標に掲げている。本部の都市名、初期資本規模、設立協定の署名・批准・発効の日程、具体的な融資・保証の開始日は明らかにされていない。

参考・出典

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